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 「本物」の歴史の授業を創るための考え方やアイデアを紹介します。明日を担う賢い日本人を育てるための歴史教育ブログです。

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三人の武将 信長・秀吉・家康(3)

 第2時である。
 信長の1時間目。秀吉のときも同じだが、1時間目は次の2時間目のための土台づくりの時間として位置付ける。ここで子どもたちは、信長という人物についての知識を得て自分なりの人物イメージを描く。
 
<ワークシート① 1ページ目> 
☆先生が掲示した戦国の合戦シーンの絵を見て、気づいたことを箇条書きで書き出しましょう。


 桶狭間


 信長の導入として桶狭間の戦いを選んだ。
 この戦いが信長イメージを構築するのに最適と考えたからである。
 この錦絵は明治時代に描かれたものではないかと思われるが、これ一枚で桶狭間のエピソードがほぼすべて入っているところが魅力である。この一枚の絵をみんなで探索することで信長への興味が高まる。
 ①が終わったら発表させて、②のお話を読む。教師の範読がよいと思う。
 左の大きな武士が今川義元、右上スミの馬に乗っているのが信長である。他に槍で突く服部小平太、左奥に毛利新介がいる。人物だだけでなく、豪雨や強風にも気づく子がいる。坂の上から広い場所へ突撃していることにこだわる子もいる。戦国のイメージが沸々とわいてくる。
 
<ワークシート② 2ページ目 織田信長-10倍の敵を破った桶狭間の戦い>
◆駿河・三河の戦国大名・今川義元は、さらに西の尾張方面への領土を広げようと、2万人の大軍を率いて、尾張に近づいていました。
 一方、尾張は若い27才の織田信長がリーダーです。今川軍が近づいていると聞いた織田軍はこのまま城にとどまるべきか、出撃するべきかで話し合っていましたが、信長はあわてて動いたりはしませんでした。
◆今川軍は各地で連戦連勝です。さらに織田軍のとりでに攻撃を開始しました。信長はこの連絡を受けると飛び起き、みんなの前で「戦い」をテーマにした踊りを舞い、立ったまま食事を取ると2千人の兵で出撃しました。そして、部下の梁田政綱から「敵は桶狭間で休憩しています。勝利を確信して酒を飲んでいるようです」と報告を受けると、今川軍を奇襲攻撃しました。
◆奇襲をしかけようとしたとき、視界が悪くなるほどの豪雨となりました。  
 しかし、信長はこの雨を天の恵みと考え「運は天にあり!みなの者、敵の大将をねらうのだ!」と命令しました。そして、雷を伴った大雨のなかを今川軍に迫りました。ゆだんしていた今川軍は大混乱となり退却しようとしましたが、ついに追いつかれました。信長の部下・服部小平太が義元に飛びかかりましたが、ひざを切られて倒れました。そのとき、毛利新介が義元を組み伏せ、首を取りました。敵の大将を討ち取り、戦いは織田軍の大勝に終わりました。味方の十倍もの大軍を打ち破ったのです。
◆信長は、このいくさの一番の手柄として梁田政綱を指名し、たくさんのほうびを与えました。

☆信長がリーダーとしてすぐれているのはどんな点でしょうか?なるべくたくさん考えて書き出してみましょう。


最後にこのエピソードからつかんだ信長のリーダー像を話し合う。

<ワークシート③ 3ページ目 織田信長の政策をリサーチしよう!>
 教科書を読んで大事なところに下線を引きましょう。


 教科書を音読させながら先生が指定した部分に下線を引かせる。
 以下の5点は必ず指定する。
 ①当時、商業がさかんな自由都市・堺を支配した。
 ②座や市を廃止してだれでもが自由に商売ができるようにした。 「楽市楽座」という言葉を教えてもいい。
   この二つは信長の経済感覚の鋭さ、経済政策の新しさを印象付ける。
 ③安土城を建設。
 ④一向一揆を抑えた。
 ⑤キリスト教を保護した。南蛮寺やキリスト教の学校も建てた。
 じつは私の実践では穴埋めの問題を用意したが、かなり時間がかかってしまった。音読と下線でいいと思うが、時間があれば大事な語句を書き込み欄に書かせてもいいかもしれない。

<ワークシート④ 4ページ目 信長おもしろエピソード>
★信長おもしろエピソードその1  信長はだらしがない?
 信長は若いころは周囲の人たちから「だらしがない」と思われていました。
 誰の目から見てもめだつ、だらしのないかっこうで、クリやカキ、瓜(うり)を歩きながら食べていました。さらに、町の中で餅をほおばったり、人によりかかって歩くなど尾張の殿様の子どもとは思えないだらしないふるまいでした。
 しかし、これは尾張国のまわりにいる敵の武将たちに「信長はたいしたはことない」と思わせるための演技だったと言われています。

★信長おもしろエピソードその2  自分の目で確かめる
 尾張国の東には大蛇が住むと言われている池がありました。ある日、又左衛門という男が雨の降る夕暮れ時にその大蛇に出会い、おそろしさのあまり家へ逃げ帰りました。このうわさを耳にした信長はさっそくその又左衛門を呼び、話を聞くと、近くの村人を総動員して池の水をかきだして、調べようとしました。だが、大きな池の水はなかなかへりません。すると、信長はいきなり刀を口にくわえて池の中に飛び込みました。信長は自分の目で確かめようと潜って調べ始めたのです。しかし、大蛇は発見できませんでした。

★信長おもしろエピソードその3  なんにでも興味をもつ
 当時、ヨーロッパからキリスト教の宣教師たちが日本にきていました。信長はこうした宣教師たちに31回も会って親しく話をしています。信長はなんにでも興味をもつ男でした。黒いビロードの帽子をもらったり、西洋の音楽を聴いて楽しんだりしました。また、宣教師たちから世界中のさまざまな国のことを聞くのが好きでした。ある日、宣教師が地球儀を用意して「この地はまるい球体でできている」と話すと、まわりにいる家来たちはだれもそれを信じません。ですが、信長はさらにくわしい説明を求め、それを聞くと地球がまるいことを理解したと言われています。

◆織田信長についてあなたの感想を書いてください。


 最後にエピソードを読む。
 どのエピソードが一番好きか挙手させる。時間があればどこが気に入ったのか聞いてもいい。
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2015.01.06(Tue) | 室町・戦国 | cm(0) |

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