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 「本物」の歴史の授業を創るための考え方やアイデアを紹介します。明日を担う賢い日本人を育てるための歴史教育ブログです。

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歴史教育ノ道標97問題解決学習④

【歴史教育ノ道標97問題解決学習④】
2冊目として日本教育方法学会編『現代教育方法事典』(図書文化社p321執筆者:山本順彦)を見てみましょう。

問題解決学習は、それまでの伝達・注入型学習への批判として現れました。「知識は、あくまで子どもたちの直接の興味・関心の対象である社会生活から生じる現実的問題を解決するなかで、その解決に有用な手段として習得される」とあります。前回の事典の説明とほぼ同じです。

この事典では問題解決学習の4つの「問題点」が整理されています。
 ①現状への適応主義的教育観 ②系統性の軽視 ③「はいまわる経験主義」=基礎学力低下 ④教師の指導性の後退
こうした問題点によってしだいに衰退したが、近年は問題解決学習の意義が再認識されるようになっていると記されています。

 続いて「再評価と課題」として以下の点が指摘されています。ここが重要です。
*系統学習の場合にも「子どもたちの能動的かつ主体的な探求的思考活動の組織、展開という視点は」考慮される必要がある。
*「科学的知識の系統的習得に重きをおきつつ、同時に、できるかぎり子どもたちの主体的かつ能動的な探求的思考活動の過程として学習過程を展開しようとする努力」が必要である。
*こうしたときに「問題解決学習は、真に継承、発展させられると考えられる」
 
指摘されてきた問題解決学習の問題点を克服するためにも、系統学習と共存することこそ真の問題解決学習の発展だという重要な見解です。
 上記①~④は社会科歴史の問題点そのものと言ってよいでしょう。私の提唱する歴史人物学習はまさにこの克服を念頭においた学習なのです。
 それが教育史的な観点からも証明されたように思います。新指導要領で「主体的・対話的で深い学び」が重視される背景には、系統学習と問題解決学習の共存共栄が現在においても課題であることがあるのではないでしょうか?
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2019.06.09(Sun) | 歴史教育ノ道標 | cm(0) |

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